スポーツ動作のしくみ

カラダのことを理解していれば、スポーツやトレーニングを最も効果的に行うことができます。

筋肉とスピードの関係

スポーツにおいては、大きな力を出すことと速いスピードを出すことはとても大切です。


しかし、この2つを両立させるのは、結構難しいことで、大抵は大きな力は出せるけどスピードが遅かったり、スピードはあるのだけれど力が弱いなんてことは往々にしてあります。


実は短時間で大きな力を発揮するのはとても難しく、力とスピードの間には逆の関係が存在しています。


わかりやすく言えば、握力計なのですが、最大の握力を量るとき、つまりこれ以上動かないというところに達するまでにどれくらいの時間がかかっていますか?
握ってすぐに最高点に到達する人って、いないんじゃないでしょうかね?


大抵の場合、握力計を握り込んでから2秒から5秒程度の時間がかかっているのではないでしょうか。


つまり、最大限の力を発揮するためにはスピード、つまり時間は必要で、あっという間に最高パワーなんて引き出せないのです。


また、重たいものを持ち上げるときには素早く持ち上げることはできませんよね。
どうしてもゆっくりとした動作となるでしょうし、逆に軽いものであれば、素早く持ち上げることができるでしょう。


つまり、筋力とスピードには逆の関係が成り立っているのです。


ロコモティブ・シンドローム

ロコモ。
なんだか可愛らしい響きですよね。


これは、ロコモティブ・シンドロームの略で日本語だと「運動器症候群」と訳され、運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のことをいいます。


なので、響きとは裏腹に、あまり良い状態でなく、これが進行すると介護が必要になるリスクが高くなります。


http://www.taishotoyama.co.jp/op/q3.html
 より


厚生労働省では、日本人の40代以上の男女5人に4人は、このロコモ予備軍ではないかと推定しており、新たな国民病として危惧されているようです。


このロコモティブシンドロームとならないようにするためには、自らの運動器の機能低下に気づき、進行を予防するための運動習慣をできるだけ早い時期からスタートさせることが大切なのだそうで、ロコモ チャレンジ!推進協議会のホームページでは、運動器の衰えを7つの項目でチェックできる「ロコチェック」が紹介されています。


7項目ほどあって、


  1. 片足立ちで靴下がはけない
  2. 家の中で躓いたり滑ったりする
  3. 階段を上がるのに手すりが必要
  4. 掃除機を使ったり、布団の上げ下ろしなどの重い作業が困難
  5. 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが大変
  6. 15分くらい続けて歩くことができなし
  7. 横断歩道で青信号を渡りきれない

まぁ、若いうちはこれは問題なくこなせるのでしょうけど、40代、50代ともなると運動してこなかったツケがやってくるのでしょうね。


ですので、若いうちから少しでも運動するような習慣を持ちたいですね。




動かさなければカラダは固くなる

カラダが硬い、柔らかいって言いますけど、その違いってわかりますか?
一般的に「カラダが硬い」というのは、表面的な筋肉が硬いというわけではなくて、主に関節の可動域が狭い状態のことを「カラダが硬い」と言います。


つまり、関節の動かせる範囲が狭いということで、足を真っすぐ伸ばしたまま座って、どこまで広がるかを見れば、180度開く人もいれば、90度でギブアップなんて人もいます。


この場合、股関節の可動域の差が出ていて、180度広がる人であれば「カラダが柔らかい」、90度付近できつくなっている人は「カラダが硬い」ということになります。

ただ「カラダが硬い・柔らかい」というのは関節だけの問題というわけでもなく、関節をとりまいている筋肉の柔軟性によっても左右されます。


というのも、筋肉は、基本的に骨を跨ぐようにくっついていて、関節の動きとともに伸び縮み行います。


そういうわけで、硬い筋肉であれば伸びが悪くなるので、関節の働きにブレーキをかけてしまうことになります。


さて、この筋肉なのですが、なぜ硬くなるのでしょうか?


歳を取ることによって筋肉の弾力性は失われていくので、これが1番の原因だとも言えるのですが、実は毎日十分に筋肉を動かしていれば、その弾力性を保つことはできるんですよ。


子供の頃はよく動いていたので筋肉の硬さなんて気にもならなかったかも知れませんが、歳を取ってくると、カラダの硬さを急に感じてしまうようになります。


まぁ、大人になると仕事に追われ、運動の習慣はどうしてもなくなってきますし、デスクワークなどで同じ姿勢を長時間取り続けることになることも多いですからね。


とにもかくにも、硬いカラダにならないようにするためには、カラダを動かすことが必要です。
カラダが硬くなると、ますます運動を行わなくなるばかりか、動くことさえ面倒くさくなったりもするので、毎日でもいいので少しずつでも動くようにしておきましょう。