スポーツ動作のしくみ

カラダのことを理解していれば、スポーツやトレーニングを最も効果的に行うことができます。

ウォームアップは大切

いきなり筋トレをする人、特に自重トレーニングの場合は、思いついたときに行うことが多いですよね。


人間の細胞活動の活性化というのは、温度に依存していて一般的には組織温度が10度上昇すると細胞の活性化は2.5倍もアップすると言われています。

人間の平常温度は約37度くらいなのですが、それが39度くらいまで上昇すると身体機能は最大になると言われていて、平常時よりも30%もアップします。


つまり、トレーニングする前にウォームアップなどを行い体温を上げておくと、これまでよりも筋トレ回数をこなせたり、いつも以上の負荷をかけやすくなります。
また、体温をあげることによって、怪我もしづらくなりますし、ウォームアップ自体はほんの小さなことかも知れませんが、その後のトレーニングや筋肉運動に大きな影響を与えます。


もちろん温度をあげればいいと言うものでもなく、体温が41度を超えると今度はタンパク質がダメージを受け、細胞が機能しなくなってきます。


なかなか温度管理は難しいものですけど、一般的にはじんわりと汗をかくぐらいの動きが39度くらいの温度になると言われていますので、筋トレを行う前には、ちょっとくらい汗かくくらいのウォーミングアップを行ったほうが効果的です。

逆説的思考侵入効果

スポーツに限らず、人は重要な分岐点となるシチュエーションにおいて、その結果を考えるほど、「失敗したらどうしよう」「うまくいくだろうか」などとネガティブな発想に囚われがちで、ミスしたくないと思えば思うほど、そのミスしたときのことが頭に浮かんできます。



この心理のことを「逆説的思考侵入効果」というのですが、このような状態にならない人はほぼいません。


この逆説的思考侵入効果は、人を緊張させる原因のひとつで、このような状態になるとメンタルが不安定になり、カラダのかたさが極度に高まった状態になります。


このような状態では、普段どおりの実力を出せないばかりか、精神面がさらに不安定になってしまいます。


しかしながら、この緊張はすべてが悪いというわけでもなく、このような心理状況のなかでこそ、危険を察知できたり、回避できたりもします。


つまり、このような思考や感情をすべて拭い去るのではなく、ポジティブな感情と合わせてうまくコントロールすることが大切で、上手にコントロールすることができるようになることがとても大切です。

筋肉は3ヶ月でつく

筋肉トレーニングを始めると、すぐにその効果が欲しくなってしまいますね。


運動や筋トレなどのトレーニングを開始して、目にみえる効果が得られるようになるためには、3ヶ月は必要なのです。


ですので、これから筋トレを始めようと思っている方は、これから3ヶ月後の自分をイメージしながら取り組むと、途中で挫折することなく、筋トレを続けていけるのではないでしょうか。


しかも1度、筋肉をつけてしまえば、その筋肉はなかなか落ちないんですよ。
とはいえ、家の中でゴロゴロしていたり、病気で動けなくなった場合は別ですが、普段の生活の中で、通勤通学で歩いたり、階段などを上る下りるを行っていると、筋肉はなかなか落ちないものです。


これは、男らしく立派な筋肉をつけようと思っている人ではなく、一般的な人であっても、筋トレの効果は普段の生活に現れてきます。


というのも、これまで運動を行う習慣のなかった人が、いざ運動に取り組んでみると、日常の生活自体がキビキビとしてきますし、自信が持てるようになります。


極端な話、いま落ち込んでいたり、悩んでいるような人は、筋トレを始めてみてはいかがでしょうかね?


腕立て伏せ10回でも、腹筋10回でもいいんです。
最初から無理しては絶対に続きませんから、まずは少しつづやってみるんです。


初日には、10回もできなかったものが、2~3日すると10回を平気でできるようになったり、いままでは階段の上り下りで疲れ切っていたのが、悠々とこなせるようになったりと、確実に生活に変化が表れてきます。


次第に10回程度では物足りなくなってしまうなんてことにもなってくるでしょう。


しかし、物足りないからといって、回数を増やすことだけはやめておきましょう。
回数を増やすというのは、筋トレを続けていくうえでの弊害でしかありませんし、実は、筋トレって、回数じゃないんです。


もし10回の腕立て伏せで平気になったのであれば、次は、背中に重りなどをのせて10回行うようにしてみましょう。


10回の腕立て伏せがラクになったというのは、自分の体重ぐらいの負荷ではものたりなくなったということですし、回数をこなすよりも、自分の体重プラスアルファの負荷を加えて、10回行ったほうが効率的です。