スポーツ動作のしくみ

カラダのことを理解していれば、スポーツやトレーニングを最も効果的に行うことができます。

ウォームアップは大切

いきなり筋トレをする人、特に自重トレーニングの場合は、思いついたときに行うことが多いですよね。


人間の細胞活動の活性化というのは、温度に依存していて一般的には組織温度が10度上昇すると細胞の活性化は2.5倍もアップすると言われています。

人間の平常温度は約37度くらいなのですが、それが39度くらいまで上昇すると身体機能は最大になると言われていて、平常時よりも30%もアップします。


つまり、トレーニングする前にウォームアップなどを行い体温を上げておくと、これまでよりも筋トレ回数をこなせたり、いつも以上の負荷をかけやすくなります。
また、体温をあげることによって、怪我もしづらくなりますし、ウォームアップ自体はほんの小さなことかも知れませんが、その後のトレーニングや筋肉運動に大きな影響を与えます。


もちろん温度をあげればいいと言うものでもなく、体温が41度を超えると今度はタンパク質がダメージを受け、細胞が機能しなくなってきます。


なかなか温度管理は難しいものですけど、一般的にはじんわりと汗をかくぐらいの動きが39度くらいの温度になると言われていますので、筋トレを行う前には、ちょっとくらい汗かくくらいのウォーミングアップを行ったほうが効果的です。